> [!info]- ですます調で書かれています
> このページはMarkdownやObsidianの初心者に向けて書かれています。
> そのため、いつもの「である調」ではなく「ですます調」で書かれています。
# Obsidianで使えるMarkdown記法を覚えよう
## 今回扱うMarkdown記法一覧
- Markdown記法入門
- Day 5 で学ぶMarkdown記法
- Header(見出し・小見出し)
- 強調と斜体
- 取り消し線 ※
- ハイライト ※
- 画像
- 引用
- リスト
- チェックボックス ※
- 数字リスト
- *コードブロック* (*オプション*)
- Day 6 で学ぶMarkdown記法
- 厳密な改行について
- 脚注 ※
- 表 ※
- コメント ※
- *TeX* ※ *オプション*
- タグ ※※
※ は コモンMarkdownにはない拡張構文です
※※ は Obsidianだけの機能で、Markdownではないですが、
`#`を使った、見出し(Header)と間違えやすいため扱います。
### Header(見出し・小見出し)について
Headerとは、見出しや小見出しのことです。
なお、以下の説明に出てくる`␣`は半角スペースを意味しています。
- `#`+`␣`+文字で見出し(Header Level 1)
- `##`+`␣`+文字で小見出し(Header Level 2)
- `###`+`␣`+文字で小見出し(Header Level 3)
- `####`+`␣`+文字で小見出し(Header Level 4)
- `#####`+`␣`+文字で小見出し(Header Level 5)
- `######`+`␣`+文字で小見出し(Header Level 6)
- ~~`#######`+`␣`+文字で小見出し(Header Level 7はありません) ~~
※ 一番下に例を表示します
### 文字の強調と斜体について
- 単語を`*`で囲い、 `*文字*`と書くことで、*Italic*(斜体; イタリック体)になります
- 単語を`**`で囲い、`**文字**`とすると、**太字**になります
- 単語を`***`で囲い、`***文字***`とすると、***イタリックな太字***になります
### 文字の取り消し線について
単語を`~~`で囲い、`~~文字~~`とすることで、~~取り消し線~~になります
### 文字のハイライトについて
単語を`==`で囲い、`==文字==`とすることで、==ハイライト==できます
### 画像の参照(表示)について
Markdownファイルはテキストデータを使ったファイルなので、 PDFやWordのようにドキュメントに画像を入力することはできません。
そのため、画像が置いてあるフォルダを参照(≒リンク)することで、 画像を表示します。
画像の表示は以下のように行います。
`![[ファイル名.拡張子]]` (Wikiリンクの場合) ※ `!`は全角(!)ではなく半角(!)です。
`` (Markdownリンクの場合) ※ `!`は全角(!)ではなく半角(!)です。
パス? 拡張子?という方は、[Markdownリンクに使われる用語について](Markdownリンクに使われる用語について.md)をご覧ください。
#### 画像参照(表示)の例

### 引用について
何かを引用する際、引用する文書が長い場合は、引用ブロックといって、引用部分を独立して表示させる必要があります。(Markdown云々ではなく、一般的な文章全てに言えることです)
これをせずに、文章を公開した場合は、著作権法違反になり、法律を破ったこと(違法行為)になります。
そんな大事な引用ですが、`>`+`␣`+`引用する文`で行えます。
出典を表示するMarkdown構文はObsidianにおいてはないので、引用文の最後に表示するといいでしょう。
> こういう時、さらっとシェイクスピアでも引用できればカッコいいのになぁ
> ちなみに、引用したい文章で更に引用がある場合は
> `>` を追加すれば
> > 引用の引用
> ができます。
> 覚えておくと便利かもしれませんね。
>
> Pottalの心の声
### リスト系について
ObsidianのMarkdown記法で使えるリストは3種類あります。
- 普通のリスト
- 番号付きリスト
- チェックリスト(チェックボックス)
#### 普通のリストについて
`-`+`␣`+`文字` でリストになります。
リストをネスト(インデント)する場合は、Tabキーを押します。
インデントの解除はEnterキーを押します。
- 親
- 子1
- 孫
- 子2
- 子3
#### 番号付きリストについて
`半角数字`+ `.`+`␣`+文字で番号付きリストになります。
リスト同様、ネスト(インデント)する場合は、Tabキーを押します。
インデントの解除はEnterキーを押します。
1. 半角数字を入力します
2. .を入力します
3. ␣(半角スペース)を入力します
4. 文字を入力します
5. 完成!
6. そのままEnterキーを押すとObsidianでは自動的に次の番号にしてくれます
#### チェックリスト(チェックボックス)について
チェックリスト(チェックボックス)は
`-`+`[`+`␣`+`]`+`␣`+`文字`で空のチェックリストです
`- [ ] 文字`
チェックリスト(チェックボックス)を完了済にするには
`-`+`[`+`x`+`]`+`␣`+`文字` つまり、`[ ]`の中の半角スペースをx(小文字のX)またはX(大文字のx)に置き換えるだけです。
Obsidianでは、普通にチェックボックスをクリックすることで、完了済にできます。
(もう一度押すと、取り消し; 未完了に できます)
- [ ] 空のチェックボックス(未完了)
- [x] チェック済みのチェックボックス(完了済)
### コードブロックについて
\`\`\` + `改行`+`コード(スクリプト)`+`改行`+\`\`\` とすることで、コードブロックになります。
また、\`\`\`言語名 + `改行`+`コード(スクリプト)`+`改行`+\`\`\` とすると、Obsidianでは言語の構文を強調表示してくれます。
例
```
// これは強調表示されていません
def is_even(number):
"""数が偶数かどうかを判定する関数"""
return number % 2 == 0
for i in range(1, 11):
if is_even(i):
print(f"{i} は偶数です")
else:
print(f"{i} は奇数です")
```
```python
// こっちはpythonと入力したので、強調表示されています
def is_even(number):
"""数が偶数かどうかを判定する関数"""
return number % 2 == 0
for i in range(1, 11):
if is_even(i):
print(f"{i} は偶数です")
else:
print(f"{i} は奇数です")
```
#### インラインコードについて
\` 文字 \` とすることで、文章内にコードを埋め込むことができます。
例: `␣` は半角スペースを意味します。
### 厳密な改行について
Obsidianでは利便性のために、Markdown本来の厳密な改行ルールをデフォルトでは無効にしています。
本来のMarkdownでは、改行を行う際には`Enter`キーを2回以上押す(2つ改行したように見える状態にする)必要があります。
VS Codeなどで、何もプラグインを入れずに、Markdownファイルを作成し、試してみるとその挙動が分かります。
これが、何を意味しているかと言うと、Obsidianのデフォルト設定で作成したMarkdownファイルを他のMarkdownビューアーで開くと、改行が無効化されてしまう可能性があるということです。
以下に示すは、それぞれの例がプレーンなMarkdownビューアーではどのように見えるかを試したものです。
(ちなみに、「これは~です」は、改行されない例で、「これは~です。」と文になっているのは正しく改行される例です)
これはEnter 1回です↵
Readerではどうなりますか?
これはShift+Enterです↵
Readerではどうなりますか?(→ リストとかに良さそう)
これはEnter×2です。↵
↵
Readerではどうなりますか?
これは␣␣Enterです。␣␣↵
Readerではどうなりますか?

#### Obsidianで厳密な改行を有効にするには
Obsidianで厳密な改行(本来のMarkdown仕様)を有効化するには、
「設定」> 「エディタ」>「厳密な改行」をオフからオン(有効)にします。
※ なお、ライブプレビューでは設定に関わらず、厳密な改行は行われません。

### 脚注について
Obsidianでの脚注[^@脚注とは]は`[^a]` のように注を付け、独立した段落[^独立した段落]で、その脚注が参照する文章を書く必要があります。[^独立した段落]: じゃないとこうなります。
`[^a]: ここで言う、aは別に数字でも日本語でも大丈夫です。全ての記号を試した訳ではありませんが、少なくともアットマーク(@)は使えました。また、(インラインを含む)コードブロックでは無効化されます。`
[^@脚注とは]: 脚注とは、この例のように注釈を入れることを指します。英語では、`Footnote`と書きます。
独立した段落であれば、どこでもいいのですが、ライブプレビュー時と、読み取り専用モード(リーディングビュー)では、挙動が異なります。
| ライブプレビューでの例 | リーディングビューでの例 |
| :--------------------------------------------------------------------------------: | :--------------------------------------------------------------------------------: |
|  |  |
| [見にくい場合はこの文をクリックしてください](../../Library/Picture/Pasted%20image%2020250518072141.png) | [見にくい場合はこの文をクリックしてください](../../Library/Picture/Pasted%20image%2020250518072506.png) |
上図(右)のように、`[^@脚注とは]`が、数字に置き換わっています。この数字は自動で更新され、上から順に`1`始まりで[^fn]振られます。同じ注が複数ある場合は、`[1]`, `[1-1]`のようになります[^fn]。
[^fn]: 数字が必ず1から始まるとは限らなないです。0始まりの場合もあります(今回は、同じ注が複数ある例のために、いらん注を付けました)。
また、同じ注が複数ある際の挙動は、Quartoでは`[1],[1:1]`のようになります。
[[Obsdianの脚注に思うこと]]: [Quarto](../../_/Words/Quarto.md)みたいに、脚注の出る位置を選ばして欲しい
### 表について
表は構文自体は然程難しくないのですが、ぶっちゃけ面倒なので素直にツールに頼った方がいいです。
#### 使う記号
表に使う記号は`-`(ハイフンマイナス)と`|`(縦線)です。`|`は、スクリプトを書く方であればよく使うと思いますが、普段の生活で使うことはないと思います。
##### 日本語キーボードの場合、| はどこにあるか
以前どこかでお話したかもしれませんが、私は(特にMarkdownを使うようになってから)日本語キーボードはnot for meだなぁと思い[^zoom][^ROG]英字キーボードに切り替えてしまいました。そのため、家に転がっているフルサイズのキーボードは1台しかありません。そのため、断言できないのですが、多分BackSpaceキー(`←`)の左に、`¥`と一緒にあると思います。
##### 英字キーボードの場合、| はどこにあるか
英字キーボードの場合、Enterキーの上にあります。別の言い方をすれば、BackSpace(`←`)キーの下にあるので
ちょうど、EnterキーとBackSpaceキーに挟まれている感じです。
#### 表の構文
縦棒(`|`)で列を区切ります。
`| 項目1 | 項目2 |`
また、ハイフンマイナス(`-`)でヘッダーを定義します。
ちなみに、例ではなんとなく見た目が揃うように半角スペースを使ったり、`-`の数を揃えていますが、
半角スペースは不要ですし、`-`は2つ以上(`--`)あれば大丈夫です。`--`の数も揃える必要はありません。
ただ、良い感じに整えないと、人間にとっては見にくい表になります。
```
| 項目1 | 項目壱 |
| ---- | ---- |
```
この段階で、薄々お気づきかもしれませんが、まるでアスキーアートのようにして表を作ります。
```
| 項目1 | 項目壱 |
| ---- | ---- |
| 中身1 | 中身壱 |
| 中身2 | 中身弐 |
```
| 項目1 | 項目壱 |
| ---- | ---- |
| 中身1 | 中身壱 |
| 中身2 | 中身弐 |
ちなみに、`:--`とすると、左揃え, `:--:`とすると中央揃え, `--:`とすれば右揃えになります。
```
| 左 | 中央 | 右 |
| :--- | :--: | --: |
| ← | ー | → |
```
| 左 | 中央 | 右 |
| :-- | :-: | --: |
| ← | ー | → |
```
|姓|名|
|--|--|
|碇|シンジ|
| 惣流| アスカ・ラングレー |
| 綾波 | レイ |
```
こんな感じでめちゃくちゃ見にくい表も文法的には正しいのでちゃんと表になります。
| 姓 | 名 |
| --- | --------- |
| 碇 | シンジ |
| 惣流 | アスカ・ラングレー |
| 綾波 | レイ |
#### 楽に表を作るには
適当なところで右クリックをし、「挿入」>「テーブル」をクリックしてください。

こんな感じの小さい表の雛形が出てきます。

表の右側にマウスを近づけクリックすると、列を増やせます。

表の下側にマウスを近づけクリックすると、行を増やせます。

表が出てきた状態で、右クリックするとメニューが増えます。


#### 推奨外: 表の表以外の使い道
Obsidianの表には画像を埋め込むことも可能なので、擬似的にですが、画像を横並びに表示したり([Obsidian n.d.](https://help.obsidian.md/advanced-syntax#Format+content+within+a+table))、
あるいは、筆者のようにMarkdown形式で無理なく同人ノベルゲームの脚本を書いたりすることができます。いつか、きっと完成させます。はい。
|  |  |
| :-----------------------------------------------------------------------------------: | :--------------------------------------------------------------------------------------: |
| 画像出典: 川口印刷工業株式会社(https://kpj.co.jp/sustainability/media-universal-design/) | 画像出典: 川口印刷工業株式会社(https://kpj.co.jp/sustainability/media-universal-design/)<br> |
| 色覚特性への配慮がないグラフ | 色覚特性への配慮がなされたグラフ |
| 話者 | セリフ | 演出 | 備考 |
| ------------ | --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | ---------------------------- | --- |
| 地の文<br>(主人公) | 三咲ヶ丘において、わっしょいの季節は2度来る。<br><br>すなわち、5月の運動会と11月の文化祭である。<br><br>5月のわっしょいが宗教じみた熱気で出来ているのに対し、<br>11月のわっしょいは酔狂じみたノリ気で出来ている。<br>単に汗臭いか黴臭いか、青春の香りか文化の薫りかの違いかと言ってもいいかもしれない。<br><br>どちらのわっしょいも、三咲ヶ丘の長い歴史と共に作られたものには違いないが、<br>少なくとも後者の方は「取り敢えず継いでおくか」という惰性で<br>取り敢えず「わっしょい」と言ってるだけである。ほら、こんな風に─── | 教室 | |
| スピーカー | 「わっしょい!!!10月15日の放課後になりました! <br>本日この瞬間よりわっしょいの解禁を宣言します! 以上!文実でした!わっしょい!」 | | |
| 地の文<br>(主人公) | いきなりスピーカーから割れるような大声で「わっしょい!!!」と叫ばれたら、<br>誰だってびっくりする。普通はそう思う。<br>ところが、<ruby>三階<rp>(</rp><rt>2年</rt><rp>)</rp></ruby>の連中は違うようで、あちこちで「わっしょい!!!」と呼応し、<br>そして足を踏み鳴らす。 | 教室 | |
| 地の文<br>(主人公) | この学校にいると、一生分のわっしょいを聞かされると思っていたが、<br>まだまだ足りなかったらしい。それでも、これだけわっしょいを聞けば、<br>その声に交じる感情というのも聞き分けられるようにもなる。<br><br>5月の時と違って、このわっしょいは浮かれている。<br><br>誰かが、言っていた。<br>この学校が体育祭ではなく運動会と主張するのは、それが祭りではないからだと。<br>今ならそれが分かる気がする。<br><br>そんなことを考えながら歩いていたら、いつの間にかその本拠地、<br>すなわち「文化祭実行委員会室」に着いていたらしい。 | 廊下 | |
| 主人公 | 「失礼します、放送研究会ですけど、頼まれていた連絡先を持ってきまし───」 | 会議室 | |
| 文実(1) | 「貴様!わっしょいを付けないとは何事かわっしょい!」 | | |
| 文実(2) | 「わっしょい、わっしょい。(訳: まあまあ)わっしょいとは強要するものではない。<br>このわっしょいを楽しめる者だけがわっしょいすれば良い。<br>それがこの祭りの良いところであろうわっしょい。」 | | |
| 文実(1) | 「わっしょい!(訳: そうであったな)<br>すまぬ、わっしょいを楽しみたいがためにわっしょいしてしまった。<br>わっしょいをしないのもまたわっしょいであったな。申し訳なわっしょい。」 | | |
| 地の文<br>(主人公) | 一瞬、誰だが分からなかった。<br>この間まで、物腰柔らかに対応してくれた2年の文実たちであった。<br><br>なんというか、テーマーパークのような、映画村にいるような、そんな気分だ。<br>わっしょいという役(?)を全力で楽しんでいるのだ。<br><br>昔は、その手の同調圧力めいた風潮に抵抗があったが、<br>5月のわっしょいを乗り越えたなら分かる。こういうのは楽しまなきゃ損だ。 | | |
| 主人公 | 「わっしょい!失礼しました!自分は1年でありまして、<br>まだわっしょいが足りてなかったようであります!わっしょい!」 | | |
| 文実(1) | 「おお、そうであったかわっしょい。ならば全力でわっしょいするが良いわっしょい!」 | | |
| 全員 | 「「「「 わっしょい!!! 」」」」 | | |
| 文実(3) | 「ということで、ではそちらの書類はお預かりいたしますねわっしょい。」 | | |
| 地の文<br>(主人公) | 奥から、いかにもインテリめいた2年生が出てきた。<br><br>わっしょい度は文実であっても人それぞれで良いらしい。<br>それでもこうして、自分にできる範囲でわっしょいを楽しんでいる。<br><br>ふと、藤崎さんの顔が浮かんだ。<br><br>───藤崎さんは、わっしょいって言うのだろうか。こういうノリは苦手そうだ。 | BG<br>そのまま<br><br>藤崎<br>透過表示 | |
### コメントアウト(読み取りモードでは非表示になる文)について
ライブプレビュー(デフォルトでの執筆画面)では表示されますが、テキストを`%%`で囲むことで、リーディングビュー(読み取り専用モード)にした際に囲まれた部分が非表示になります。
なお、[Obsidian Publish](../../Atom/Obsidian-Publish.md)([PubMDs](../../Atom/PubMDs.md))は、読み取り専用であるリーディングビューであるため、
**以下の怪文書は`%%秘密%%`の`秘密`にあたる部分がカットされています。**
例えば、
> [!cite]+ 機密文書
> 「サンタさんの正体は%%実は保護者%%である可能性が, 近年の研究(17歳の[雨夜月](../../Atom/Amayozuki-Hotaru.md) 2024)で浮上した. この仮説はキッズ界隈に大きな衝撃を与え, 議論の活発化をもたらした(27歳の[Pottal](../../Atom/Pottal.md) 2024). しかし%%保護者%%は, サンタさんの定義の一つであるトナカイとそりを用いた空中飛行能力(かつて子どもだった誰か n.d.)を持つとは考え難く膠着状態にあった. 本研究は, サンタさんの飛行能力はサンタさんではなく, トナカイもしくは, そりにあるという仮説を元に%%保護者%%が飛行能力を持たないことを明らかにすることで, サンタさんの飛行能力がサンタさん自身ではなくトナカイやそりによって齎されている可能性を逆説的にだが云々」
>
という活用や推敲前の文章に対するコメントなどにも役立ちます。
なお、[PubMDs](../../Atom/PubMDs.md)など[Obsidian Publish](../../Atom/Obsidian-Publish.md)で作成されたサイトは、強制的にリーディングビューになるため、上記の文はネタバレ防止になります。
%%
こんな怪文書を読ませたいがために、300字以上費やして読者の貴重な時間を奪うのは如何なものか
%%
以下の画像は、サンタさんの正体を迫った上記の文の原文であり、査読前の機密事項を含む他、
センシティブな内容であるため、サンタさんの正体を知りたくない方は飛ばしてください。

### 複雑な数式について
[Obsidian](../../Atom/Obsidian.md)では、[MathJax](http://docs.mathjax.org/en/latest/basic/mathjax.html)と LaTeX 表記法を使用して([Obsidian n.d.](https://help.obsidian.md/advanced-syntax#Math))、複雑な数式を表現することができます。
数式は、`
で囲む方法の他、複数行に渡る複雑な式を書く際には、`$`で式全体を囲むことで表現することができます。
例: $(a\neq0)の時$の解の公式は以下のようになる
$
\begin{split}
ax^2+bx+c=0 \text{の解は} \\[8px]
x = \frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a}
\end{split}
$

#### 数式以外の活用(?)方法
このMathJaxと$\LaTeX$表記法を用いることで、以下のような装飾をして遊ぶことができます。
$
\color{red}{赤} + \color{blue}{青} = \color{purple}{紫}
$
$
\begin{array}{c}
\blacktriangle \\[-1em]
\blacktriangle \hspace{0.2em} \blacktriangle
\end{array}
\text{←これ以上は上下の間隔が狭められない}
$
$
\frac{\text{( ͡° ͜ʖ ͡°)}}{\text{(╯°□°)╯}}
$
$
\Huge\sum_{\text{羊}=1}^{\infty}\text{🐑}
$
$
\boxed{\textsf{Obsidianで}\LaTeX}
$
## 【番外編】タグについて
これは[Markdown記法](../../Atom/Markdown.md)ではなく、単なる[Obsidian](../../Atom/Obsidian.md)の独自機能ですが、見出し機能と間違いやすいのでここで解説します。
[タグ](../../Atom/タグ.md)あるいは、[ハッシュタグ](../../Atom/タグ.md)という言葉は[Twitter](../../Atom/Twitter.md)等のSNSユーザーであれば馴染み深いと思います。
Markdownの見出しの時に使った`#`に対して半角スペース(`␣`)を空けずに(数字以外の)文字を入力すると、
#例 のようにタグにできます。[Twitter](../../Atom/Twitter.md)と同様、`#`の前には␣が必要です。
[タグ](../../Atom/タグ.md)には、文字、数字、アンダーバー(`_`)とハイフンマイナス`-`を使用することができます。ただし、数字は`#`のすぐ後ろでは使用できません。
**例:**
#0 ←[タグ](../../Atom/タグ.md)にはならない。
#_0 _ ←[タグ](../../Atom/タグ.md)になる_
また、[Twitter](../../Atom/Twitter.md)同様、[タグ](../../Atom/タグ.md)には␣を含めることはできないので、 #Obsidian Publish (`#Obsidian Publish`)のようなタグは作れないため、[[camelCase]]や[[PascalCase]]あるいは`_`を使った[[snake_case]]や`-`を使った[[kebab-case]]で表現する必要があります。
### Obsidianタグの良いところ
[Obsidian](../../Atom/Obsidian.md)は[タグ](../../Atom/タグ.md)のネストができるため、親子関係を表現することができます。これにより、いわゆる[コウモリ問題](../../Atom/コウモリ問題.md)に対処することができます。例えば、コウモリを哺乳類と鳥類のどちらに分類するか迷った際に、`#哺乳類/コウモリ`と(あまり用いたくはないですが)`#鳥類/コウモリ`に分けることで、どちらにも属すことができるというわけです。
このような親子関係がある([階層タグ](../../Atom/階層タグ.md))の良いところは、`#哺乳類`と検索した際に、ちゃんとコウモリも検索に引っかかることです。
他にも、例えば「レイとアスカどっちが好き?」というよくあるオタク的二択に対し、面倒くさいオタクは「待って、君の言う『アスカ』とは、新世紀エヴァンゲリオンにおける惣流・アスカ・ラングレーのことか、ヱヴァンゲリヲン新劇場版における式波・アスカ・ラングレーのことかが明確ではない」と答えるわけです。
そういった面倒なオタクはきっと、`#アスカ`とせず、`#アスカ・ラングレー/惣流`というタグと`アスカ・ラングレー/式波`というタグを使い分けるのでしょう。
`#惣流・アスカ・ラングレー`とすれば良いのでは?🤔🤔🤔と思われるかもしれませんが、それだと両アスカに共通する特徴をメモする際に、タグが2つ必要です。
例えば、
「あんたバカァ?」という有名なセリフは(確か)新世紀エヴァンゲリオンの惣流にも新劇場版にも共通するはずです。
その際に、いちいち `#惣流・アスカ・ラングレー` `#式波・アスカ・ラングレー` と付けていたら
`「あんたバカぁ? そんなのタグを #アスカ・ラングレー にしておけば両方の共通項だってわかるじゃない。」`と言われること間違いなしです。
そして、その後に続く言葉が
1. `「これだから七光りは」` であれば、 `#アスカ・ラングレー/式波`
2. `「こんなのが選ばれたサードチルドレンだなんて」` であれば、 `#アスカ・ラングレー/惣流`
となるわけです。
そして、この後、アスカ・ラングレーのセリフを検索したいとしましょう。
その際に`#アスカ・ラングレー`とだけ検索すると(`tag: #アスカ・ラングレー`)、どうなるでしょう。
ご想像の通り、
- 「あんたバカぁ?」 //共通
- 「七光り」 // 新劇場版(式波)
- 「サードチルドレン」 // 新世紀エヴァンゲリオン (惣流)
という、3種類全てが出てきてしまいます。別にこれが役立つシーンもあるかもしれませんが、せっかく惣流と式波を分けたのですから、
- アスカに共通する特徴だけ
- 惣流にだけの特徴
- 式波だけの特徴
という3種類の検索結果が欲しいわけです。そういう際に、[Obsidian](../../Atom/Obsidian.md)の[階層タグ](../../Atom/階層タグ.md)が役立ちます。
#### 階層タグの活用法
さて、`#アスカ・ラングレー`, `#アスカ・ラングレー/式波`, `#アスカ・ラングレー/惣流` というアスカ・ラングレーを親にした階層タグにおいて、式波ないし、惣流だけの結果を得るのは簡単です。
````
```query
tag: #アスカ・ラングレー/式波
```
````
と、すれば、式波・アスカ・ラングレーの**だけの**結果(「七光り」)だけが出てきます。
では、両アスカ・ラングレーの**共通点だけを**抽出したい時はどうすればいいでしょうか?(`tag: #アスカ・ラングレー`では、全ての結果が出てきまい、ダメなことは確認済です)
そういった際は、
````
```query
tag: #アスカ・ラングレー -tag: #アスカ・ラングレー/惣流 -tag: #アスカ・ラングレー/式波
```
````
と検索することで、無事に「あんたバカぁ?」という名台詞?だけが抽出できるわけです。
めでたしめでたし。
ちなみに[筆者](../../Atom/筆者.md)は(一応、アスカのGPUホルダーは持っていますが「アスカ派」でも「レイ派」でもなく、「伊吹マヤ派」です)

---
以下は見出し・小見出し(Header)の例です。
# 大見出し(H1)
## 小見出し(H2)
### 小見出し(H3)
#### 小見出し(H4)
##### 小見出し(H5)
###### 小見出し(H6)
####### 小見出し(H7) はありません。